【多数派と少数派】それってどっちが正しい?
世の中は多数派が圧倒的に有利です。
意見が分かれた時は大抵の場合、多数派の意見が尊重されます。
問題なのは、たとえその意見が間違っていようと尊重されてしまう点です。
日本特有の同調圧力が働いてるのは”言わずもがな”です。
同調圧力について書いた以前の記事はこちら↓↓↓
マイノリティとマジョリティ
”マイノリティ”は社会的少数派を指す言葉で、”マジョリティ”は反対に多数派を意味します。
マイノリティは社会的な偏見や差別の対象になることも多く、近年では社会問題としても取り上げられてます。
分かりやすい例だと、様々な物はマジョリティである右利きの人が使いやすいように設計されているため、左利き(マイノリティ)には不便な作りになっています。
左利きが多数派であれば、これが逆になっていたのでしょう。
少数派は負けやすい
AとBのどちらがいいか。
について意見を聞かれたとします。
あなたはAとBのどちらが適切なのかわかりません。
周りではAに賛成している人が多いようです。
さて、AとBどちらに賛成しますか?
正解が分からないとき、私たちは多数派に賛成しがちです。
これは皆さんも経験からなんとなく分かっていると思います。
では、BのほうがAよりも良いと分かっている場合はどうでしょう?
少数派でも自分の意見を言える人はいるのですが、自分以外が全員Aというような場合、正解が分かっていてもAに賛成するという現象が起きてしまいます。
人はなぜ同調するのか
明らかに正解が分かっていてもそうなのですから、多くの人が同調しやすいという事が分かると思います。
ではなぜ私たちはこのような行動をとってしまうのでしょうか?
同調してしまう理由の1つとして、間違うことへの恐れがあります。
個人差はありますが自分が多数派と意見が違う場合、よほど確信がない限り言い出せない。
という人は多いハズです。
自信がないのに違う意見を言って後で恥ずかしい思いをするよりも、他の人の意見に従った方が良いと考えるのは自然です。
もう1つの理由は、周囲への配慮です。
反対意見を言ったら失礼ではないか、批判することになるのではないか、と無意識のうちに遠慮してしまうのです。
特に影響力のある人や自分の仲間などの意見を聞いた後、違う意見を言うのは勇気が必要です。
多数派が間違っている場合のリスク
ここまで同調する理由については説明しましたが、“多数派が必ずしも正しいとは限らない"という事は覚えておきましょう。
少数派の意見の方が正しくて、実は多くの多数派の人がそれに気付いてる場合すらあるのです。
しかし先に説明した様に、同調しといた方が楽だし面倒な争いに巻き込まれる事もないしなー。
と、多くの人は気付かないフリをしてしまうのです。
これ、結構ヤバイと思いませんか?
今の日本を見てれば分かると思いますが、長いものには巻かれとけ感覚が蔓延してて、正しい事を言う少数派の人は叩かれる風潮すら感じます。
実社会ではどうでしょう?
会社や学校、私たちが属してる様々な集団でも、やはり多数派の意見が尊重されてる様に感じます。
本当にこれで良いのかな?
と思うのは私だけじゃないと思うんですよね。
※個人的にはジェンダーレス問題なんかもそうだと思ってるんですけど、声を大にして叫んだら当然叩かれるのでしょうね...
少数派でも恐れずに
何が正しくて何が間違っているのか。
我々人間は、大人になったら自分で判断をしなくてはなりません。
時には少数派として多数派の人達を敵に回すこともあるでしょう。
そんな時でも恐れずに堂々と自分の意見を言える勇気が必要です。
勘違いしないで欲しいのですが、別に喧嘩する必要はありませんからね。
「皆さんとは意見が違いますが、私は◯◯だと思います」
こう言うだけで良いのです。
例え少数派だったとしても、恐れることはありません。
中にはきっと、同意や賛同してくれる人もいるハズですから。
最後になりますが、少数派の意見の方が正しいことって意外と多いので、周りに惑わされずに良く考えてみて下さい。
本日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。