教えます!現役派遣コーディネーターの 【ハイブリッド派遣術】
久しぶりに派遣コーディネーター関連の記事です。
賢いコーディネーターとは?
ハイブリッドな立ち回りとは?
本日は、現役派遣コーディネーターとしての視点から書いていきます。
有効求人倍率
まず、有効求人倍率についてですが、2021年11月現在厚生労働省が公開している最新情報では「1.16倍」です。
これは「求職者1人あたりどのくらいの求人があるか」を示す数字です。
現状1人につき1件以上は仕事がある状態ですね。
ただ、コロナ禍になる前の2019年時点では1.5倍を超えてましたので、その頃の水準にはまだまだ及ばない状況です。
また、前年の同月と比べると0.12ポイントアップとやや上昇しており回復の傾向はあります。
ちなみに有効求人倍率は、ハローワークで扱う求人、求職者数をもとに算出されるため、
「転職求人サイトなどに掲載されている情報は含まれていません」
人材派遣業界への影響
コロナ禍の中でも、医療、物流、システムエンジニア、ハイクラス人材など求人企業の採用意欲が大きな職種や業種は存在します。
ただし、医療であれば「病院での実務経験」、システムエンジニアであれば「プログラミングスキル」など、いずれも専門性が高く実務経験が重視されます。
つまり、飲食業、宿泊業、小売業など大幅な人員削減が予測される業界の労働力を「人手不足の業界」に移動させることは簡単ではありません。
更に、近年は最低賃金が上昇傾向にあります。
また「同一労働同一賃金」など正社員と派遣労働者の待遇格差に対する規制が強化されています。
派遣労働者に求められるスキルや実務経験のハードルも高くなっており「人余りの業界は人余りのまま、人手不足の業界は人手不足のまま」という二極化が進む可能性が高そうです。
業種をまたぐ労働力の移動をどのように実現させていくかは、人材派遣業界にとって中長期的に見て大きな課題じゃないでしょうか。
賢いコーディネーターとは?
さて、この様な状況下でも派遣コーディネーターは利益を上げ続けなくてはなりません。
しかし、今まで通りのやり方では立ち行かなくなる可能性が極めて高いと思われます。
どうしましょう?
私の場合ですが、まずは無駄を排除するしかないと思ってます。
じゃあ無駄とはいったい何なのか?
残酷な話しですが、不出来なスタッフさんにかける「コストと時間」です。
出勤率が悪かったり、面倒ごとを起こす様なスタッフさんにかける労力を限りなく0に近づけます。
面接時には出来る限り相手の本質を見抜き、今まで以上に採用のハードルを上げざるを得ません。
一定のレベル以上のスタッフさんを抱える事ができれば、自ずと無駄な仕事は減ります。
自分の動きを縮小しつつ、最大限の利益を出す動き方が求められるのです。
ハイブリッド派遣術
上記の様なやり方で、ある程度優秀なスタッフさんが揃ってくれば、業務はオートマチックに回り始めます。
それが上手くいけば、今までよりも楽をしながら利益を確保できる可能性が高まります。
抱えてるスタッフさんの人数、スタッフさんに向き合った時間数、イレギュラーなトラブルに対応した回数、それらは全て大変なだけで無駄な作業です。
楽して稼げる人、忙しくてロクに稼げない人。
今後はコーディネーターも二極化して行くと思います。
キレイ事や自己満は完全に捨てた方が得です。
経営者や会社はそれを求めてません。
営利目的じゃないハローワーク等であれば、その限りじゃないのでしょうが。
結果こそが全て、ハイブリッドな働き方こそが理想です。
よろしければこちらの記事も読んでみて下さい。
以前の記事はこちら↓↓↓
今後求められること
前述した内容をまとめると、いかに生産性の高いスタッフさんを採用し、働いてもらう事が出来るか。
これに尽きます。
現在スタッフさん一人一人にかけてる時間やコストを、出来るだけ新規の集客(採用活動)に回しましょう。
新たな優秀なスタッフさんの確保こそが、成功への1番の近道です。
心で寄り添う、働く価値の提供、建て前であるそれらは結果を出すうえでは不要です。
それでも感謝されたい、人の役に立ちたいという人は、勝つのは諦めた方が良いです。
「人材派遣コーディネーター」
今後は更に、機械的に人を扱うメンタルが必要になる職種です。
強メンタルの人が今後も勝ち上がって行くでしょう。
私は、出来るだけ早く卒業したいと思ってますが...
最後まで読んでいただきありがとうございました。